【完】あたしが君を守るから





「ん......」



ふっと意識が戻り、声が漏れる。



あ...。



あたし、どのくらい寝てたんだろう。



時間を確認するために、手首を見る。




......視線を感じる?



ゆっくりと視線を上げる。




「...何よ」



ニコニコと楽しそうに鼻歌まで歌ってる。



「...椎?」



「あ・れ」



人差し指でホワイトボードを指す。



そのまま、視線を移す。