見入っていると、早くして欲しいと急かすようにスタッフさんが口を開く。 「それで、お二人はカップルですか?」 「へっ......、えとー...」 ネックレスは欲しいけど、どう答えればいいのか迷う。 「いいじゃん。そういうことにしとけば?」 耳元で小さく夏目が言う。 少しくすぐったい。 「...はい、カップルですっ」 無理矢理、笑顔を作る。 たぶん、引きつった笑顔だろう...。