「うー...」 テーブルの上に、頬を置いて唸る。 「何だよ。まだ酔ってんのか?」 若干心配そうに見つめる夏目。 「違う。けど、違わなくもない」 「どっちだよ」 椎は、心配していたのはあたしがボディガードだからなんだ。 好きとかそんな感情は何も無いんだ。 こんな可愛いカッコしたのは。 本当は、もしかしたら椎と一緒に回れるんじゃないかなって、考えてたから。 やっぱり、そんなの叶いっこないか。