「ん゛ー...」 ベンチに横たわり、目を瞑ってるのにぐるぐるする。 あのジェットコースター、何度も回った気がする。 吐きそうなくらい、気持ち悪い。 腕で目を覆う。 「なあ、じゃんけんしよーぜ」 微かに腕をずらして、声の主を見る。 「急に何言ってんの...、椎」 驚いている美咲さんと、夏目。 じゃんけんって、今はそんな雰囲気じゃないでしょ...。 また子供な部分が出てきたのかと、溜息をつく。 「じゃんけんで勝ったヤツが、負けたのに命令すんの」