「へ...?」 ガッチリと強制的に、あたしにチケットを握らせる。 は、離せない...。 「あのねぇ、あなたが心配しなくても、歩ちゃんにはちゃーんと男の子いるんだから」 ニッコリと強い声とともに、美咲さんに言い返す。 えーっ!! 心の中で叫ぶ。 椎だって驚いてるよ。 「それに、椎は酒井さんが用あるみたい。美咲さんも、もう暗いから帰りなさい」 間髪入れずに続ける。 椎はすんなり、酒井さんがいるであろうキッチンへ。 美咲さんも、渋々玄関へ向かった。