またもや、鳩尾にパンチを入れたから。 「歩、可愛い! パンツスーツより、こっちのほうが断然いいよっ」 椿くんは、あたしに抱きついた。 よしよし、と頭を撫でる。 痛みが引いたのか、司は深呼吸しながら立ち上がった。 「それより、お前頑張れよー?」 「『頑張れ』? 何を?」 「ほら、今日アレらしいじゃん」 アレって...、許嫁の発表? 別に...、あたしは関係ないよね? 意味が分からなくて、首を傾げる。