「し~い~っ! 何遊んでんの?!」



叱りながら彼に近づく。



「えー...だって、椿[ツバキ]がぁ...」



ちらっと視線を椿くんへと向ける。



椿くんに全てをなすり付けてるなぁ...。



椿くんの側に、静かに腰を下ろす。



「椿くんが、ゲームに誘ったの?」



優しい口調で問い掛ける。



「へ? 違うよ。椎兄ちゃんから誘ってきたんだよ」



「あら? どうして、椎さんと椿くんで食い違っているの?」



わざと考え込む素振りをする。



ここで、椎はどんな表情をするのかな。



横目で、内心は面白半分で椎を見る。