玄関に戻ると、廉がめんどくさそうな顔で待ってた。 『姉ちゃん、遅ぇーよ。晩メシ、冷める。』 廉は失礼しましたーと小声で言って、玄関を出ていった。 私も廉を追いかけた。 『廉、ご飯、誰が作ったの?』 『智也。兄貴達、張り切って、洗濯とか、掃除とか、いろいろやってたぜ?仕事で全然やってなかったからって。』 智也と修侑が?