私はカバンにケータイと、財布と、メイクポーチと、手帳を入れて、家を飛び出した。 『水麗ー?もう行くのー?いってらっしゃーい!』 ママの声に後を押されて、雑貨屋まで、走った。 雑貨屋に着くと、まだ拓海は居なかった。 『水麗ちゃん?』 声のした方に振り返ると、由実さんがいた。 『あら、やっぱり、水麗ちゃんじゃない!』 やっぱり、由実さんだった。 『あ、こんにちは。』