なんかフラフラする……―――― スッゴいドキドキしてる…… 亜斐に手を引かれて、屋上に行くと、 冷たい風が体に刺さる。 『水麗ちゃん、寒くない?』 亜斐は微笑して、ブレザーを脱いだ。 亜斐は私の後ろに立ち、自分のブレザーを私に掛けた。 『亜斐は優しいね。』 そんなに優しいと、本気で惚れちゃうよ…………