ギャラリー達もそれぞれの教室に入っていった。 桜野は俺らを見て、ニッコリ笑った。 『おはよー、アタシ、桜野夏海、2-B。てか、朝からごめんね?あの女、水麗のこと、けなしやがったからさ…水麗の事、何も知らないくせに…まぁ、それだけ。じゃ…』 桜野はそれだけ言って、俺たちに背を向けて、歩き出した。 『桜野!』 俺は桜野を呼び止めた。 桜野は振り返り、こちらに歩いてきた。 『ん?何?』 桜野、可愛い顔してんな…… 桜野は可愛い。 逢沢は綺麗。