「ちぃのいない1年間、
本当に寂しくて辛かった。」


もうこんな思いはしたくない。

そう宏人は言った。


「だからちぃ、
俺と結婚してください。」


いきなりのプロポーズ。

涙がとまらない。


やっとの思いで出てきた言葉は

「……はい」

たった一言。


認めちゃったよ、本当の気持ち。
誰とも寝ずにいたのは宏人のぬくもりを忘れたくなかったから。
思い出の品を捨てられなかったのは宏人との思い出を忘れられなかったから。

何より宏人を愛してるってこと。