傷つくことを恐れたあたしの足はここから一歩も動かない。 先に潜入した隊員もこんな気持ちだったのかなとしみじみ思う。 あの時はどこか、他人事~って感じだったけれど、いざ自分がとなればこんなにもビクつくものかと、改めて潜入に成功した隊員を尊敬した。 そう言えば、あたし王子のこと殆ど知らないんだよな…… それもこのビクついてる理由の一つ。 王子の噂はよく耳にするけど、実際に話したこともなければ、間近でお目にかかったことことすらない。 いったいどうやって責めればよいのやら……