繋いでいた手が離れると、リクはあたしの前に座った。眉の横を人差し指でかきながら口を開いた。
「教室でもこのクツ履いてるのリツは知ってるよね」
「うん……」
さっきも靴のことを言いかけていた。秘密はどうやらこの”クツ”にあるみたい。
リクの黒くてキレイな靴を見ていると、リクは徐にその靴を脱ぎだした。
「リツはこんなクツがあるの知ってる?」
今脱いだばかりの靴をあたしの前に中が見えるように差し出したけど、意味が分からず首を傾けた。
「これを履くとね、身長が4センチほど伸びる……」
「……だから?」
「本当はもうちょっと背が低いんだ」
「………………」
ん?それが秘密??
じょ~だんでしょ!?
真剣に話すリクの表情からはおふざけなど微塵も感じない。
ホントに?
「春樹とユウは俺に付き合って教室でもクツを履いてるんだ。あいつらのは普通のクツだけどね」
人それぞれに、コンプレックスは違うと思うけど。それがリクの場合は身長が低いということなのだろう……
でも……
「馬鹿馬鹿しい」
「リツ……」
悲しそうな顔になったリクにはお構いなしに、あたしはソファから立ち上がると、言葉を放った。
「たった4センチでしょ?そんなもん、背筋伸ばして堂々としてれば変わらないよ!誤魔化すほうがあたしとしては気に入らない!!
大体さ。リクは人の目を気にしすぎなんだよ。『誰かのために』とか『誰かが傷つくから』とかじゃなくって、自分のために行動してみれば?そんなんだから、今までの元カノに愛想を尽かされたんじゃない!?」
言い終わると、興奮のあまり肩で息をしている自分がいた。
しまった……
またとんでもないことを言ってしまった……
放った言葉はもう引っ込めることはできないのに。
「教室でもこのクツ履いてるのリツは知ってるよね」
「うん……」
さっきも靴のことを言いかけていた。秘密はどうやらこの”クツ”にあるみたい。
リクの黒くてキレイな靴を見ていると、リクは徐にその靴を脱ぎだした。
「リツはこんなクツがあるの知ってる?」
今脱いだばかりの靴をあたしの前に中が見えるように差し出したけど、意味が分からず首を傾けた。
「これを履くとね、身長が4センチほど伸びる……」
「……だから?」
「本当はもうちょっと背が低いんだ」
「………………」
ん?それが秘密??
じょ~だんでしょ!?
真剣に話すリクの表情からはおふざけなど微塵も感じない。
ホントに?
「春樹とユウは俺に付き合って教室でもクツを履いてるんだ。あいつらのは普通のクツだけどね」
人それぞれに、コンプレックスは違うと思うけど。それがリクの場合は身長が低いということなのだろう……
でも……
「馬鹿馬鹿しい」
「リツ……」
悲しそうな顔になったリクにはお構いなしに、あたしはソファから立ち上がると、言葉を放った。
「たった4センチでしょ?そんなもん、背筋伸ばして堂々としてれば変わらないよ!誤魔化すほうがあたしとしては気に入らない!!
大体さ。リクは人の目を気にしすぎなんだよ。『誰かのために』とか『誰かが傷つくから』とかじゃなくって、自分のために行動してみれば?そんなんだから、今までの元カノに愛想を尽かされたんじゃない!?」
言い終わると、興奮のあまり肩で息をしている自分がいた。
しまった……
またとんでもないことを言ってしまった……
放った言葉はもう引っ込めることはできないのに。
