その他の私の素人丸出しの野球クエッションにも、1つ1つ丁寧に答えてくれる彼は、ものすごく親切な人なんだと思った。
だけどやっぱり、(私にとっては)マニアックな話しになると、理解出来なくて……。
小さく眉を寄せる度に、彼はそれに気付いてくれて、私にも分かるくらい簡単な言葉で、説明し直してくれる。
だから、初めて聞く野球のトリビアに、私は足をプラプラさせながら“何で? どうして?”を繰り返し続けた。
お客さんがほとんど帰って、周りの電気も節電モードに切り替えられてしまって。
それでも私は、それにも気付かないくらい、彼の話に夢中になっていた。

