「ううん。右利き」
「やっぱり。だったら普通はこっち」
そう言うあなたが指をさしたのは、私がいた所とは逆の場所。
あぁー。なるほど、なるほど。これで納得。
「だから打てなかったんだ! そっかそっか!」
「……」
「ん?」
一人で納得する私の前には、彼の呆れ顔。
何か、変な事言った!?
「え……っと? まだ何か間違えてる?」
恐る恐るそう口にした私の前で、あなたは初めて、
「あはははははっ! どんだけポジティブなんだよ、お前っ!!」
「――……っ」
私の顔が真っ赤になるくらい楽しそうに、お腹を抱えて笑ったんだ。
何だろう何だろう!?
何だろう、このドキドキ!!
だっておかしいでしょう?
私多分、軽くバカにされてるのに。
それなのに、私はどうして……。
「間違いではないかもしれないけど。考えるより、俺に教わった方が多分早いよ?」
――その瞳から、目が離せなくなってしまったんだろう?

