「それで悔しくて、悲しくて、泣いたら彼にフラれました」
“……”
「鬱陶しいって。JKはJKらしく、黙ってヤラせとけばよかったのにって、バカにしたようにそう言われました」
私の恥ずかしい暴露話しに、ウサギさんは黙り込んだまま、大きなピンクの手の平に視線を落としてじっとしていた。
「つーか、JKって。ホントに使うヤツいるんですね。……それよりウサギさん、ちゃんと手の平に肉球あったんですね!」
“……”
「全然気づかなかった! でも、それって必要なのかな? だって、子供の頭なでる時とか……」
何も言ってくれないウサギさんに、呆れられているのかもしれないとか、そんな男に引っかかって、バカな女だなぁーっとか……
そんな風に思われているんじゃないかって、怖くなって。
ペラペラと意味の解らない言葉を口にしたら、ウサギさんはその肩を大きく上下させて、多分――溜め息を吐いた。

