「それでウサギさん、さっきの質問の答えは?」
“……”
「やっぱりエッチはしないとダメ?」
轟音を響かせながら飛んで行く飛行機を見上げながら、私は同じ言葉をくり返した。
それに少しだけ黙り込んだウサギさんは、困ったように大きな頭をポリポリと掻いたあと、おもむろにノートに言葉を書き始めた。
“どうしてそんな事を聞くんですか?”
「……」
“あれ? だんまりですか?”
このウサギ……。
さっき、夢の国のウサギさんに“中身”なんて言った事を根に持っているのか……
挑戦的な態度を見せるウサギさんは、絶対に3歳なんかじゃない。

