好きだ好きだ、大好きだ。



えーっと、何だっけ。

あぁ、そうそう。



「だからね、ここの観覧車に、本当に好きになった人と一緒に乗るのが夢なんです!」


電車で30分くらいの所には、もっと大きなテーマパークもあるし、そこには有名な大観覧車もある。


だから高校生にもなって、はなまるパークごときの小さな観覧車に、そんな夢を持つのっておかしいかもしれないけど……。



「ここも、ここから見える夕日も、海も空港も、全部全部大好きだから、それを観覧車から見てみたい」


止まったまま、じーっと私を見ているウサギさんに、ニィーッと笑顔を向けた後、もう一度海に視線を戻す。



そしたら、ウサギさんに肩をポンポン叩かれて。


「ん?」


“今彼氏はいるんですか?”


またノートに言葉を連ねていくウサギさんは、一体どれだけの“喋っちゃいけない教育”を受けているんだろうか……。