「……連れない子達ね」
ちょっとしょんぼりとして、柵を出て、いつもの道をポテポテ歩く。
まだ夕日には早いけど、青空の下の海だってキレイだから、飲み物でも買ってボーっとしよう。
それに、夜はカップルがいたりするけど、今の時間なら人もいまい。
そんなことを思いながら、自販機でジュースを物色。
オレンジも捨てがたいけど……ここはサイダー?
「むむむ……」
私、ダメなんだよね。
こういう時に優柔不断で。
しかも……
「両方買えばいいっか!」
超おおざっぱ。
絶対にお腹がタポタポになるのはわかっているのに、お得感のある500ミリ缶を二本買うと、私はゆっくりといつもの海辺の広場に向かった。

