好きだ好きだ、大好きだ。


まだ間に合うかな?

広場を出て、“もぉもっと”の前を通過して、煉瓦が敷き詰められた道を、足早に進む。

そして、最後のトンネルを抜けて……。


「はぁー……っ! 間に合った!!」

目の前に広がる海と、そこに沈んでいくオレンジ色の夕日に、大きく息を吐き出した。

遠くには、ライトを灯した空港の滑走路と管制塔。


「やっぱりキレイだなぁー」

何回見ても、ここからの景色は本当に飽きない。

昔からこの場所が大好きで、大好きで。

息をするのも忘れるくらい真っ直ぐに、太陽が沈んでいくのを、ずっとその場に立ち尽くして眺めていた。