好きだ好きだ、大好きだ。



「……っくしゅん!!」


あ、あれ?

ここ……どこだっけ?

自分の大きなくしゃみで目を覚まして、ボーっとする頭のまま起き上がり、周りを見回した。


「……」

あぁっ!! しまった!!

はなまるパークじゃん!!


慌てて起き上がると、そこはさっき寝ころんだ芝生の上。

しかも、ちょうど大好きな夕焼けの時間で……。


「もー、ばかぁー!! 何時間寝てたの!?」

1人で勝手に悪態を吐いて、急いで起き上がって、お尻をパタパタ。


――と、その時。

「……あれ?」

足元にヒラリと落ちた、紺色の薄いブランケット。


何、これ。

見た事もないそのブランケットは、私のものじゃないことだけは確かで。

どうしよう、コレ。

周りをキョロキョロと眺めてみたけれど、人影なんて、見当たらない。


「あぁっ!! そうこうしてる間にっ!!」

腕時計に視線を落とせば、もう日の入りの時間が間近。

うーん……。


「後でここに戻ってきますねー!!」

誰にかはわからないけれど、とにかくソレをかけてくれた人に届くように大きな声でそう告げると、バタバタと駆け出した。