「……夏希」
でも、こんな風に嬉しそうに笑われたら、夏希狂の私は彼の言いなりで……。
「華」
「――……っ」
「お願いがあるんだけど」
お、お願いとは!?
てゆーか、その目やめて!!
「あのさ、」
「……」
ゴクリと息を呑む私の瞳と、彼のそれとの距離は数センチ。
何事かとドギマギする私の耳に届いたのは――……。
「うちの学校に編入して」
「はっ!?」
「で、うちの部のマネージャーになって、一番近くで応援してよ」
「……」
「あれ? ムシ?」
どう考えても、無理なお願い。
「む、無理でしょ!?」
「ちぇー」
“ちぇー”って、わかってて言ってるんでしょ!!

