好きだ好きだ、大好きだ。



「――……なっ! 華ってば!!」
「……」
「あっ!! 起きたな!!」
「あれ……? 亜矢ちゃん?」

コンタクトが乾いて、シパシパする目をこすりながら開ければ、そこにはどアップの亜矢ちゃんの顔。

「……」
「おーい! 起きてますかぁ?」

ぼんやりとする頭に手を当てると、そこがすごく熱い事に気付いて、

「あぁっ!! ご、ごめん! 試合は!?」

やっと自分のいる場所を思い出した、何とも緊張感のない私。

「勝ったよー。てか、信じられない。歓喜の瞬間を分かち合おうと思ったら、寝てるし」
「ご、ごめんなさい」

だってさ、昨日の夜あんまり上手く眠れなかったんだもん。
なんて、言い訳はしないけど。

「まぁいいや。外の自販機に飲み物買いに行くけど、華も行く?」
「うん。タオル濡らしてきたいし」

ちょっと唇を尖らせた後、立ち上がった亜矢ちゃんに続いて、私もゆっくり立ち上がる。