好きだ好きだ、大好きだ。


一生逢えないかどうかは別として、要するに、大事なのは自分で行動を起こすかどうか。

夏希君をスタンドから応援したいって、どうせそう伝えるつもりだったんだから、それでいいんだよ。

「亜矢ちゃん」
「あーん?」
「晃君の応援をするかは微妙だけど、試合観に行く」
「……」
「夏希君に逢って、告白できるかはわからないけど、ちゃんと自分の気持ちを話してみるよ」

頷きながらそう言って笑った私に、亜矢ちゃんもやっとにっこり笑顔を向けてくれた。

でも……。

「うん。それは分かった」
「え?」
「でも、決勝でウチと夏希君の学校当たる事になったら、ちゃんと晃の応援するんだよ?」
「いや、それは……うへへ」
「笑って誤魔化すなっ!!」

亜矢ちゃんはやっぱり、誰よりも晃君が大事らしい。