好きだ好きだ、大好きだ。


休み始めて、もう1ヶ月近く経つ。

佐野さんにも“テストの点が悪くて、追試になってしまった”なんて、嘘を吐いていて、そんな自分が本当に嫌になる。
嫌になるのに、バイトに行こうって決めて、バイト先に向かおうとすると、お腹が痛くなって、結局また休んでしまう。

元気だけが取り柄だったのに、ホントに私、どうしちゃったんだろう。

「最近ねー、自分が嫌いなの……」

机に突っ伏して、溜め息を吐いた私に、亜矢ちゃんも困ったように溜め息を吐く。

「てゆーか、何でバイト行ってないの知ってるの?」

ストーカーのように、毎日晃君の部活を見学している亜矢ちゃんが、私の放課後の行動を知っているはずがない。

それなのに、どうして?

突っ伏していた顔を上げて、亜矢ちゃんに視線を向けると、頬杖をついた亜矢ちゃんのそれとぶつかった。