「だって、すごい幸せそうに笑ってたんだもん」
「……」
「夏希君も、その女の子も」
「……華ぁ」
「関係ない人間が乱入して、あの2人の雰囲気を壊すのヤダもん」
別に、強がってるワケじゃない。
初めて抱いた自分のこの気持ちを、夏希君に伝えられなかったのは残念だけど、本当にそう思ってるんだよ。
「ふ~ん。で、いつまでバイト休むの?」
「な、何でそれを亜矢ちゃんが!?」
夏希君の家に行って、あの写真を見てしまった次の日……。
何となく、夏希君に逢いたくなくて――と言うより、どんな顔をして逢ったらいいのかがわからなくて、バイトを休んだ。
そしたら、後ろめたさも手伝って、それからバイトに行けなくなってしまった。

