「今日は、去年の夏の地区予選の決勝で戦った高校と練習試合なの!!」 「そうなんだー。で、去年は勝ったの?」 「負けたから、甲子園行けなかったんでしょうがー!!」 「そ、そうなんだね!! ご、ごめんよ!! そういうの疎くて……ね!?」 鬼の形相で振り返った亜矢ちゃんに、よくわからないけれど、言い訳めいた言葉を口にして。 もう何も言うまいと口を閉ざし、急ぐ亜矢ちゃんに引きずられるようにグラウンドに向かったんだ。