「アンタ・・・沖田総司とどういう関係?」



瞬間、呼吸が止まった。



突然すぎて質問の意味がいまいち理解できない。



「何で・・・・」



睦月は頭に浮かんだ言葉をそのまま口にした。



「私、人より第六感が働くんだけど、えっと・・・アンタが入ってきた時からずっと、アンタの横に居るんだ。凄く、愛しそうにアンタを見てる」



「え・・・・」



言われて占い師の目線の先を見るも、もちろん睦月には何も見えない。




「沖田さん・・・居るんですか・・・?今、ここに居るんですか!?」



どうか真実であって欲しいと、声が大きくなる。



それに対し、占い師は微笑みで返した。



「居るよ。アンタの、手を握っている」



瞬間、右手に温もりを感じた気がした。




気のせいだろうけど、睦月は涙を堪えた。