「俺の推理はこうです。シャラオと似たところもあると思いますが。

三日前くらいから被害者に頭痛がし始めます。
しかし、彼はアスピリン喘息なので、アスピリンを使っている偏頭痛薬は使えない。

それを知った上で、定侍さんは被害者に薬を渡します。
被害者は薬の副作用で倒れるが、まだ死ななかった。
そこで首を絞めたのです」

「待って!じゃあ、青酸カリのビンは?」

羽兎が少し慌てた様子で尋ねる。