[瑠璃side]

イベント翌日、史也兄さんは小山内邸に帰って行った。
なんだかんだ言って、私の事を心配して迎えに来てくれたのかなぁ?
それなら、一緒に出席してくれれば…あんなにドキドキせずに済んだのに~。
兄さんは結構、心配症だと思う。
そんでもって、ちょっぴりイケズ。


パソコンを開いたら、流星さんからのメール。
とても丁寧なお礼状だった。

私の作品に魅了されたって!!
それって、あのイベントの趣旨に合ってたって事?

凄く褒めてくれて・・・天にも昇りそうな気分。
たとえお世辞だとしても凄く嬉しいっ!

他にも、イベント会場で挨拶が出来なかった事を謝ってくれていた。
どこまで律義な人なんだろう。