彼女の作品を見て思った事。

彼女が生けた花は、見方によって『和』にも『洋』にもなり得る作品だった。

それは、まるで・・・
僕自身を映し出しているかのようで。

どちらにも属するようで、どちらにも属せない僕自身。

そんな僕を励ますかのように。
どっちつかずで中途半端な僕を認めるかのように・・・。
そんな錯覚を覚えたんだ。

彼女なら・・・外見だけの僕じゃなく、中身も丸ごと受け止めてくれる?


だけど、これって
単なる、僕に都合の良い解釈なのかも。

瑠璃ちゃんがそんな事を微塵も考えてなかったら?


笑っちゃうよな。