もう恋なんてしない

「まさか一緒に暮らしてるなんて…。

誰もいないと思ってたのに…。
俺の予想が外れたらいいと思って来たのに。

こんな風に裏切られるとは思わなかったよ」

苦しそうに訴えるケンさん。


一体何があったの?


「衝動的にここへ来たけど…。
こうなってしまった以上、キミには拘束されて貰うよ?」

ケンさんは自分のネクタイを解くと、私の両手を縛り付けた。
そして、お風呂場からバスローブを取ってくると、その紐で私をダイニングチェアに括り付けた。


「無理矢理にでもキミを襲えば…流星のダメージもデカいと思うけどね。
生憎、キミにはそんな気分になれない」


これって喜んでいいの…?


私の微妙な顔を見たからか、ケンさんは続けた。


「キミがダメって訳じゃない。
俺は女には興味が無い。
だから、誰であろうが女を抱こうなんて思わない」

へ…?