それからは慌ただしい日々だった。

最初の打ち合わせには流星さんが来てくれたけれど、それ以降はスタッフさんとの個別対応。
作品はレセプション前日に仕上げれば良い事になった。

流星さんはとても忙しいみたいだった。
会う事はもちろん、電話も出来ない状態だったけれど、夜になると必ずメールをくれた。

その日あった事や何気ない事。

明らかに私を気遣ってくれてるのが分かって。


とても思い遣りに溢れた、ステキな男性だと思った。