もう恋なんてしない

「花火には間に合うように帰ると言っていましたが…。
お一人で退屈でしょうが我慢していただけますか?

あと、これ。合鍵はここに置いておきますね。
玄関ドアはオートロックになっていますから、鍵が無いと入れません。
流星以外は入って来ませんから、ご安心下さい。
もし来訪者があっても絶対に出ないように。マスコミの可能性がありますから。

それでは何か困った事がありましたら、携帯にご連絡下さい」

「お世話になり、ありがとうございました」

「では失礼します」

説明するだけして、ケンさんは帰ってしまった。



広い空間に私一人。



そうだ。
浴衣に着替えなきゃ。