悔しい。

でも、相手にするのもバカバカしい。
そう思いながら、遠ざかる背中を見送る。


みんなで足の引っ張り合い?
汚くて、醜い世界。


私にはお花しか無い――

そんな偉そうな事を言ったのに・・・。


ここにも私の居場所は無かった。
もしかしたら、どこにも無いのかも・・・。


私には・・・なんにも無い。

一体、今まで何をしてきたんだろう?


ぐらりと足元が歪んで。

そのまま私は意識を失くした。