「じゃあ早速、実行に移してもらおうかな?
髪の毛、ちょっと上げて?」


流星さんがネックレスを着けてくれるの?


ドキドキドキ


背後に流星さんが立ってる、と思うだけで心臓が壊れそう。


このドキドキが伝わりませんように!!


「はい、出来た♪」


私はバッグから手鏡を出すと、すぐに襟元を見た。


「わ、可愛い~♪
嬉しいです、ありがとうございます!」

「良かった、そう言ってもらえて」


だって…
鏡に映ったネックレスは、白く輝く星で。


まるで流星さんみたいだったんだもの。