家族じゃないんだ・・・。

幼なじみ?
そういう間柄なのかな・・・?

「今から行くのは、その集まり。
瑠璃ちゃんにしてみれば、面白くも何とも無いと思う。
本当に申し訳ない」

丁寧に頭を下げられて困惑してしまう。


「お願いです・・・頭を上げて下さい」

「知らない人間ばかりだから退屈だと思うけど…僕に免じて許してくれる?」

「いえ、そんな・・・。
むしろ私がいる事で、ご迷惑が掛かるんじゃ?」

「顔を見せるだけでいいんだ。
適当に切り上げて帰るから。
だから瑠璃ちゃんは僕のそばにいて?」

そんな真っ直ぐな目で見られたら・・・。
イヤだなんて言えないよ・・・!

「わ、分かりました・・・(////)」