「場違いだけど…仕方ないわよ。
ほらミカ、彼女が腹括ったんだから行くわよ?」

「待ってくれ。
瑠璃ちゃん…本当にいいの?」

これが最善策だと思うから、黙ってこくんと頷いた。

「じゃあリカ、先に行ってて。
これからデザートなんだ。
それが済んだら、二人で行くから」

「何、呑気な事言ってんのよ!?」

「行くって言ってんだから、それでいいだろっ!?」

今まで見た事のない流星さん。
強い口調に、リカさんも戸惑ってる?

「分かったわよ!
その代り、早くしてよ?
みんな待ってんだから」

「分かったよ!
食べ終えたらすぐに行くから」

「じゃ、後でね!絶対よ?
裏切ったら許さないから!
じゃ、ママごめんね。今度ゆっくり来る」

そう言って、リカさんは出て行った。