「リカ…落ち着いて?」

流星さんのお母さんが横から声を掛けた。

「落ち着ける訳ないよ、ママ!
ミカは…年に一回の集まりをキャンセルしたんだよ?
みんな、ミカに会うのを楽しみにしてるのにっ!」

「そうなの?」

お母さんの顔が少し厳しくなった?

「ああ・・・」

観念したような流星さん。


「あたしだって仕事なら諦める・・・。
でも違うでしょ? 
女の子と食事するためにキャンセルだなんて許せない!
どこまであたしたちをバカにすんの?」


どうしよう・・・。
先約があったなんて…知らなかった。