シモーヌは、両手にノリスの長剣を握り締め震えているラルフの手に、自分の両手を重ねた。
「優しさは強さに繋がるが、弱さにも繋がっている事を、忘れるんじゃないよ」
ラルフは唇をかみ締めて黙ってうなずく。シモーヌは手を伸ばしてラルフの頭を抱き寄せると、その頭を優しく撫でた。
「いい子だね。そんな顔するんじゃないよ」
――もっとこうしてやりたかったが、しかたあるまいね。
ラルフは、ノリスから受け取った長剣を背中に背負った。革のベルトを胸にまわし固定する。シモーヌもベルトの金具を閉めるのを手伝ってやった。世話を焼くのもこれが最後だと、心に刻むように。
シモーヌが手を離すと、ラルフはジェイの手を握り締めた。
「優しさは強さに繋がるが、弱さにも繋がっている事を、忘れるんじゃないよ」
ラルフは唇をかみ締めて黙ってうなずく。シモーヌは手を伸ばしてラルフの頭を抱き寄せると、その頭を優しく撫でた。
「いい子だね。そんな顔するんじゃないよ」
――もっとこうしてやりたかったが、しかたあるまいね。
ラルフは、ノリスから受け取った長剣を背中に背負った。革のベルトを胸にまわし固定する。シモーヌもベルトの金具を閉めるのを手伝ってやった。世話を焼くのもこれが最後だと、心に刻むように。
シモーヌが手を離すと、ラルフはジェイの手を握り締めた。
