ジェフティ 約束

「大丈夫か?」
 小声でつぶやくように話しかけ、そっと頬に触れた。微かに息がある。

 ――冷たい……。

 少女がまとっていた白いマントは、こんな寒い時に着るようなものではなかった。どこから旅をしてきたのだろうかと、ラルフは眉根を寄せた。
 よく見ると、少女の着ている衣服もこの地方の衣装とは違い、さらさらとした薄手のしなやかな布でできている。

「戦争孤児なのか……な?もしかして、シンパから逃げてきたのかも……」