「……刃は曲がっていないようだな。ほらちゃんと背負えよ。お前だったら、誤って自分の足でも切り落としそうだ」
とシェシルは笑い、鞘を拾い上げてそれに剣をおさめるとラルフに手渡した。
からかわれたのは分かったが、シェシルの剣技を見せられては、反論もできない。ラルフはぐっと黙った。
「ついでにこれも着ておけ」とマントを手渡す。
シェシルは意気揚々と、自分の荷物をひょいっと肩にかけた。
「やっと、この森から出られるな」
「なんでだよ、迷ってたんだろう?」
朝方見たあの迷いっぷりを思い返す。どうやって出るつもりだ。
とシェシルは笑い、鞘を拾い上げてそれに剣をおさめるとラルフに手渡した。
からかわれたのは分かったが、シェシルの剣技を見せられては、反論もできない。ラルフはぐっと黙った。
「ついでにこれも着ておけ」とマントを手渡す。
シェシルは意気揚々と、自分の荷物をひょいっと肩にかけた。
「やっと、この森から出られるな」
「なんでだよ、迷ってたんだろう?」
朝方見たあの迷いっぷりを思い返す。どうやって出るつもりだ。
