二度目の相沢との奈良行きは、川内街道をドライブすることになった。 ただに街道を走るだけであった。 何があるわけでなかった。 昔の人達が宿場で足を休め、又歩き出す、もうそんなことをなぞるのは不可能であったが、 木立を眺め少し残っている面影を見つけ出して写真に残し、記録をつける。