食事が終わって、 駐車場までの距離にも、 まだどこかで花見をしているのか賑わいが聞こえてきた。 「駅まで送るよ」 相沢はそう言いながら、携帯の番号を書いた名刺を渡した。 麻奈も同じ事をした。 「明日は小森が彼女と来るが、日曜日は空いている。 もしその気になったら、連絡をくれ」 「嬉しい」 麻奈は正直になれた。 化粧もしないお洒落もしない自分から脱皮する時だと思った。