魂の旅

僕はある日、テーブルの上の箱を見つけた。

箱から白いものが少し出ていた。

白い物を引っ張ってみた。

僕の手の中に 白い物がある。

(あれっ?)

まだ、箱の中に白い物が残っている。

(なぜ?)

又、その白いものを引っ張ってみる。

(どうしてだろう?)

僕の左手にその白い物があるのに、

箱からまだ、白い物が見えている。

僕と身体は、夢中になって、その白い物を引っ張った。

(なんておもしろい)

その白い物はいくらでも出てきた。

その時、お母さんの声がした。