彼氏の余命を知ってる彼女。



私はヒカルから借りた、サイズの大きいダボダボなパジャマに着替える。


「ヒカル、もう疲れたよー」


「そうだな」


そう言ってゲームを片付けるヒカルに、悪戯で後ろから抱きつく。


「うりゃ」


「うぉ」


突進するように抱きついたので、ヒカルは少し前屈みになって倒れそうになったが、なんとか耐えた。


眠たくて、なんだか急にヒカルに甘えたくなった私。