彼氏の余命を知ってる彼女。



* * *

「ヒカー、ヒナちゃーん、ご飯よー」


一階からヒカルママの私達を呼ぶ声が聞こえた。


「ヒナ、ご飯だって」


「…一回も勝ってないのに…」


私はコントローラーを握り締めて、テレビ画面を見ながら嘆く。


あれから数十回、ヒカルと対戦したが、一度も勝たせてもらえなかった。


涙目になって、ぐれている私を見てヒカルは腹を抱えて笑い、私の腕を引っ張って無理矢理立たせる。