犬と猫…ときどき、君




いつもいつも、想い出すのはこういう時の春希の顔で。



あの頃――


私がもっと、

春希の気持ちを考えていたら。



春希にもっともっと、

自分の気持ちを伝えていたら。



言葉足らずな自分が、


今更こんなに……悔しくて仕方がない。