犬と猫…ときどき、君


「誰にも言うなって言われて、でもハルキさん悲しそうで……そんなの……おかしいって思ったからっ!!」


――松元さん。


「ハルキさんっ、誰にも言ってなくて……っ、一人ぼっちで」

松元さんって、本気で春希の事が好きなんだね。


それなのに、こうして口止めされていた事を話に来てくれたの?


「松元さん」

「だって、そんなのおかしいもん!!」


ダメだなぁ……。


「松元さん、ありがとう」

どうして春希の事を考えると、こんなに胸が痛くなるんだろう。

いつになったら、この痛みはなくなるんだろう。


どんなに今野先生を好きになっても、いつも同じ。

考える回数は減っても、思い出すといつも同じなんだもん。

息が止まりそうなくらい胸が痛くなって、泣きたくなって……。


“あぁ、まだ好きなんだ”って、嫌というほど、思い知らされる。